「好きな人と繋がっていたいのに、痛くてつらい」
「痛みがあることを、彼に言えず悩んでいる」
「友達に相談したら、自慢だと思われた」
そんな辛い思いを抱えている方へ
セックスの痛みは、決して珍しいことではありません。
しかし、パートナーのモノが一般的なサイズより大きいと、激痛でトラウマになってしまったり
一生入らないのでは?ととてつもなく不安になることもあります。
この記事では、セックスの挿入時における痛みの原因や対策、そして自分の心と身体を守るためのヒントを、やさしく、わかりやすくお伝えしていきます。
あなたの痛みは、あなたのせいではありません。
少しずつでも安心できる方法を見つけていけるよう、是非最後までお読みください。
セックスが痛いのは私だけ?サイズによる性交痛のリアル

誰にも言えない「痛み」の悩み
彼のサイズが大きすぎて、挿入のたびに激痛・・・だけど、「彼のアレが大きくて痛い」そんな悩みはなかなか口に出せません。
友達との会話では「やっぱ大きい方がいいよね」なんて話が出ることもあるけど、痛みを感じている自分は“おかしい”のかな・・・
ネットで検索しても、アダルトだったり、大きい方が良いみたいな風潮があって、本当に悩んでいる人の声は見つかりにくい。
男性側もそれを真に受けて、小さくて悩んでいるかもしれない。
「痛い」と言うことは、彼を否定することになるんじゃないか。
「気持ちよくない」と伝えたら、嫌われるんじゃないか。
そんな不安が、痛み以上に心を締めつけてくることもあります。
でも、あなたのその悩みは、決して特別なものではありません。
性交痛は、サイズや体位、心の状態など、さまざまな要因で起こるもの。
そして何より、痛みを感じることは、あなたの身体が「無理してるよ」と教えてくれているサインです。
管理人かれんも、パートナーのモノが大きすぎて、一時期は「セックスって痛いもの」と思い、遠ざけていた時期もありました。しかし避けていても仕方ない。
自分で広げる努力をしたり、パートナーに動きを合わせてもらったりしながら
今ではかなり馴染むようになりました。
痛いけど、好きだから言えない

彼のことは好き。優しいし、大切にしてくれる。
だからこそ、「痛い」と言えない。
セックスの時間が、少しずつ怖くなっていくのに、笑顔で受け入れてしまう。
「気持ちいい?」の返事は「うん…」が精一杯。
「私が我慢すればいい」
「そのうち慣れるかもしれない」
そう思って、何度も痛みを飲み込んできた人もいるかもしれません。
でも、好きだからこそ、伝えることが大切なんです。
あなたが痛みを感じていることを、彼が知らなければ、ずっとそのままになってしまう。
むしろ、もっと気持ち良くさせてあげたいと、どんどん激しく動いてしまうかもしれません。
あなた自身が「セックス=怖いもの」と思い込んでしまう前に、少しずつでも声にしてみてほしい。
痛みを感じることは、恥ずかしいことでも、わがままでもありません。
それは、あなたの身体があなたを守ろうとしている証です。
そして、その痛みを理解しようとしてくれる人は、きっとあなたのことを本当に大切に思っている人です。
ペニスが大きいと痛みが起こる理由

1.膣の構造とサイズの関係
膣は、長さ・幅・柔軟性に個人差がある器官です。
平均的な長さは約7〜10cmほどですが、性的興奮によって伸びたり広がったりする性質があります。
ただし、これはあくまで平均値であり、膣が小さめの人もいれば、広がりにくい人もいます。
また、膣の「幅(直径)」も重要なポイントです。
ペニスが太めの場合、膣の入り口や中間部で強い圧迫や摩擦が起こりやすくなり、痛みにつながることがあります。初めてのセックスやご無沙汰していると、膣が閉じている期間が長いため、先っぽを入れることもできないくらい痛い場合もあります。
更に、潤滑が不十分だったり、体が緊張していると、膣が十分に広がらず、違和感やヒリヒリした痛みを感じることも。
つまり、痛みの原因は「ペニスが大きいから」だけではなく、膣側のサイズや柔軟性、潤滑状態、心理的な緊張などが複雑に絡み合っているのです。
「自分の膣が小さいのかも…」と不安になる方もいるかもしれませんが、それは決して“異常”ではありません。身長や胸の大きさのように、膣のサイズもまた人それぞれなのです。
痛みがあるのは自然なことということを、まずは知っておいてほしいです。
2. 膣の奥や子宮口に強く当たる
ペニスが大きいと、挿入時に膣の奥や子宮口に直接ぶつかりやすく、鈍い痛みや圧迫感を感じます。これは奥の組織が刺激に弱いためで、特に深く突かれると不快感や「ズキッ」として痛みが強くなります。
痛みがあるのに我慢して続けてしまうと、炎症や不快感が長引く原因にもなりかねません。
「奥まで入れないと満足できない」と思い込まず、痛みを感じたら浅めの挿入に切り替えることも大切です。
3. 潤い不足で摩擦が強くなる
十分に濡れていない状態で挿入すると、粘膜同士の摩擦が強まり、ヒリヒリ感や熱感が出やすくなります。大きなペニスは接触面が広いため、摩擦も倍増し、炎症や小さな傷の原因になりやすいです。
潤い不足は、体の緊張やホルモンバランス、前戯の時間が短いことなどが影響します。
ローションなどの潤滑剤を使うことで、痛みを軽減できる場合もあるので、無理せず取り入れてみるのもおすすめです。
4. 挿入の角度や体位が合っていない
ペニスのサイズだけでなく、挿入の角度や体位が合っていないことも痛みの原因になります。
特に、後背位や深く挿入されやすい体位では、膣の奥に強く当たりやすくなります。
痛みを感じる場合は、女性側がリラックスできる体位や、角度を調整できるポジションを探してみることが大切です。
「痛くない体位」を見つけることで、セックスの時間がもっと安心できるものになります。
5. 緊張や不安で体が固まっている
「痛かったらどうしよう」「嫌われたくない」
そんな不安があると、身体が無意識に緊張してしまい、下半身や膣周りの筋肉が固くなります。これにより膣の入り口が狭くなり、余計に挿入がスムーズにいかなくなります。
セックスは、心と体がつながっているもの。
安心できる環境や、信頼できる相手とのコミュニケーションが、痛みを減らす大きな鍵になります。
痛みを軽減するための準備と対策

「痛みがある=我慢するしかない」ではありません。
ちょっとした工夫や準備で、体も心もラクになる方法があります。ここでは、実際に取り入れやすい対策を紹介します。
骨盤底筋のストレッチやマッサージ
膣まわりの筋肉(骨盤底筋)が緊張していると、挿入時に痛みを感じやすくなります。
お風呂で会陰周りを優しくマッサージしたり、お風呂上がりに骨盤周りのストレッチをすることで、筋肉がほぐれて血流もアップ。
また、ピラティス等の運動で骨盤底筋が鍛えられると感度アップ♪
潤滑剤を使用する
潤滑が足りないと、摩擦によってヒリヒリした痛みが起こりやすくなります。
水溶性の潤滑剤を使うことで、膣内の摩擦を減らし、スムーズな挿入が可能に。
「濡れていない=興奮していない」ではなく、体質やホルモンの影響もあるので、遠慮せず使ってOKです。
様々な種類のジェルがあるので、膣内に使用できることはもちろん、どんな効果がほしいのかを比べながら自分で選んじゃいましょう♪
ネットで購入すると、アダルトグッズと分からないように発送してくれるところがほとんどです。
前戯でリラックス&膣の準備を整える
膣は、性的興奮によって自然に伸びたり広がったりする器官です。
前戯で気持ちが高まると、膣の準備も整いやすくなり、痛みの予防につながります。
「パートナーに合わせなきゃ」「早くしなきゃ」と焦らず、安心感や心のつながりを大切にする時間が、体にも優しい効果をもたらします。
また、前戯も激しく燃え上がることだけが気持ち良いわけではありません。
心地よい触り方、ペースを共有することでより前戯が幸せな時間になり、膣も準備態勢に入ります。
ゆっくり挿入後、動かず馴染ませる
いきなりガッと挿入したり、挿入直後すぐに激しく動き始めると、膣がびっくりして痛くなる確率大。
かつペニスが大きいので、酷いとクギに刺されるレベルの痛さになることもありトラウマになってしまいます。
まずは先っぽだけ挿入し、中が十分に濡れていることを確認しつつゆっくりゆっくり挿入します。体が馴染むのを待つ時間を持つことで、膣の緊張がほぐれやすくなります。
「止まってる時間も大事」と頭でインプットしていると、痛みの軽減に役立ちます。
少し余裕があればペニスが入った状態で膣に力を入れたり抜いたりすると、より馴染みやすくなります。
深く入りすぎない体位(正常位・側位・対面座位など)
体位によっては、ペニスが子宮口に強く当たりやすく、ズキッとした痛みが出ることも。
正常位や側位、対面座位などは、深く入りすぎず、角度も調整しやすい体位としておすすめです。
「自分にとってラクな体位」を見つけることが、安心して楽しむ第一歩になります。
体位 | 痛みを避けやすい理由 |
---|---|
正常位 (仰向けでパートナーが上) | パートナーとの距離が近く、動きや深さの調整がしやすい。 痛みを感じたらすぐ伝えられる。 |
側位 (横向きで挿入) | 深く入りにくく、角度が自然に浅くなる。 体の力が抜けやすく、安心感がある。 |
対面座位 (向かい合って座る) | 角度や深さを自分で調整しやすく、痛みが出にくい。 密着感があり、安心して動ける。 |
逆に、パートナーが後ろから挿入する後背位(バック)、立った状態で挿入する体位などは、深く入りすぎて痛くなりやすい体位です。
※全ての人に当てはまる訳ではありません。
クッションで角度を変えるテク
お尻の下にクッションを入れるだけで、角度が変わり、当たり方が優しくなることがあります。
特に「奥に当たって痛い」と感じる人には、角度調整が有効。
また、クリトリスが当たり同時に刺激されるので、より気持ち良さを感じられるのでオススメです♪
おもちゃで練習する

「挿入が怖い」「痛みが出るかも」と感じると、どうしても体がこわばってしまいます。
そんなときは、自分のペースで“慣らす”練習をしてみるのもひとつの方法。
たとえば、ディルドを使ってみることで
- 角度や深さ、刺激の強さを自分で調整できる
- 「ここは痛い」「ここは気持ちいい」といった感覚の違いがわかるようになる
- パートナーに伝えるための言葉や感覚が少しずつ育っていく
これは、“痛みを避ける”ための練習でもあり、“自分の体を知る”ための優しいステップ。
誰にも見られず、焦らず、自分のタイミングで試せるからこそ、安心感が生まれやすいのです。
おもちゃを使うときのポイント
- 潤滑ゼリー(ローション)を使うことで摩擦を減らし、痛みを防げます(十分に濡れている場合は不要)
- 小さめサイズから始めると、体が受け入れやすくなります
- 「今日はここまで」と無理せず終わる勇気も大切です
一週間に2~3回以上繰り返し行うことで、より自分のことを知ることができますし
性交痛から解放されるのも早くなるはずです。
また、膣トレーニング用のアイテムは、医療的な視点からも推奨されることがあります。
「セックスの痛みを軽減する方法」として、自分の体と向き合う時間を持つことは、決して恥ずかしいことではありません。
「傷つけたくない」言いづらい気持ちの乗り越え方

「痛い」と感じても、なかなか言い出せない。
それは、相手を傷つけたくないという優しさからくる気持ちかもしれません。
でも、我慢し続けることで、自分の心や体が置いてけぼりになってしまったり、後々不満になってしまうこともあります。
痛みを伝えることは、決して責めることではなく、ふたりの関係をより深く、安心できるものにするための大切なステップ。
ここでは、「言いづらさ」を少しずつ乗り越えるためのヒントを紹介します。
「痛い」を否定的に伝えない工夫
「痛い」と言うと、相手が「責められている」と感じてしまうことがあります。
特にAVでは大きいのが正解、激しいのが正解とされていることが多いので、教科書に習ってやっているのに、なんで!?と混乱してしまう場合も。
そんな時は、伝え方を少し工夫するだけで気持ちが伝わりやすくなることもあるので、試してみてください。
たとえば
- 「この角度だと少し違和感があるかも。別の体勢を試してみたいな」
- 「もう少しゆっくりだと、もっと気持ちよくなれそう」
「痛い」ではなく、「こうするともっと心地いい」という前向きな表現にすることで、ふたりの空気も柔らかくなります。
気持ちよくなるための共同作業として話す方法
セックスは、一方的なものではなく、ふたりで作る心地よさの時間。
だからこそ、「痛み」や「違和感」も、ふたりで一緒に調整していく“共同作業”の一部と考えると、伝えやすくなります。
おすすめの伝え方:
- 「もっと気持ちよくなる方法、一緒に探してみたいな」
- 「こういう体勢だと安心できるかも。試してみてもいい?」
- 「ゆっくりした方が気持ち良く感じるの、知ってもらえると嬉しい」
こうした言葉には、信頼と前向きな気持ちが込められています。
「痛みを伝える=関係が壊れる」ではなく、伝えることで関係が深まる。
そんなふうに考えられるようになると、言いづらさも少しずつほどけていきます。
ただ、恥ずかしいですよね!分かります。
セックスはするけど、性の話はしにくい・・・
だけど、どうされると気持ち良いのか、どんな体位をしてみたいのか
伝えてみると、喜んでくれるパートナーは多いはず。
むしろ、伝えたことでめんどくさがったり、何も考えない人であれば、今後の付き合い方を考えた方が良いかもしれません。
それでも痛い時は

どんなに工夫しても、優しくしても、痛みが続くことはあります。
そんなとき、「私の体がおかしいのかな」「セックスに向いてないのかも」と思ってしまう人もいるかもしれません。
でも、それは違います。
痛みがあることは、あなたの体がちゃんと“サイン”を出している証拠。
そして、今後もっともっと気持ち良くなるというポテンシャルを持っているということ!
無理に慣れようとせず、少しずつ、自分のペースで向き合っていくことが大切です。
痛みを和らげながら徐々に慣らす
痛みがあるからといって、すぐに「セックスは無理」「体の相性が悪い」と決めつけるのは早いです。
少しずつ慣らしていくことで、体が安心を覚えていくこともあります。
たとえば:
- セックスの代わりに、肌を触れ合わせるだけの時間を持つ
- 前戯に時間をかける
- 痛みが出ない範囲で、浅い挿入や短時間の接触から始める
こうしたステップは、体と心の緊張をほぐし、安心感を育てるための大切なプロセス。
「できること」から始めて、「できないこと」は無理に追いかけなくていい。
それが、あなたの体に優しく寄り添う方法です。
産婦人科に相談する
痛みが続く場合は、婦人科的な原因が隠れていることもあります。
膣炎、膣痙攣、ホルモンバランスの乱れなど、医学的な要因で痛みが起こるケースもあるのです。
「セックスの痛みなんて相談していいのかな…」と不安になるかもしれませんが、
産婦人科は、性に関する悩みも含めて相談できる場所です。
- 「性交痛があるんですが、原因が知りたいです」と伝えるだけでOK
- 女性医師や、性に理解のあるクリニックを選ぶと安心感が増します
診察=怖いものではなく、安心のための一歩。
あなたの痛みを、医療の力で少しでも軽くできる可能性があります。
カウンセリングを受ける
痛みの原因が、心の緊張や過去の経験に関係している場合もあります。
そんなときは、性に理解のあるカウンセラーや心理士に相談することも選択肢のひとつです。
- 「痛みがあるけど、理由がわからない」
- 「セックスに対して怖さがある」
- 「パートナーとの関係に不安がある」
こうした悩みは、誰かに話すことで少しずつ整理されていくことがあります。
カウンセリングは、問題を解決するためだけでなく、自分の気持ちを受け止めてもらう場でもあります。
「痛みを話してもいいんだ」と思える場所があるだけで、心がふっと軽くなることもあるんです。

管理人かれんも、激痛から乗り越えた一人です。
ただ話を聞いてほしい、専門家の人よりフラットな悩み相談をしたい等
あれば、お気軽にご連絡くださいね。
まとめ:痛みを我慢しないで、自分の心を身体を大切に
セックスの痛みは、決して「我慢すべきもの」ではありません。
それは、あなたの体が出している大切なサイン。
無理をして誰かに合わせるよりも、自分の心と身体に寄り添うことが、何よりも大切です。
痛みの原因は人それぞれ。
だからこそ、少しずつ、自分に合った方法で向き合っていくことが、安心への第一歩になります。
- パートナーとゆっくり慣らしていく
- 自分の体を知る練習をする
- 専門家に相談する
どれも、あなたが自分を大切にするための選択肢です。
「痛いけど、どうしたらいいか分からない」と感じたときは、この記事のどこかが、小さなヒントになればうれしいです。
パートナーのアレが大きくて痛い…周りに理解されにくく、一人で悩んでしまいがちなこの悩み。
大丈夫、セックスとはパートナーと一緒に成長していくものなのです。
あなたの痛みが、少しでも軽くなり
そして、二人が笑い合ってセックスができる安心して心地よい時間を過ごせる日が、訪れますように。
性に関する悩み事や聞いてほしい話、体験談など、大募集中です。
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