セックスの悩み

気持ち良くないのに我慢してしまう。セックスに潜む女性の本音5選

※本記事には、性に関する表現を含みます。18歳以上の方のみご覧ください。

「ほんとはしたくない気分」
「気持ちよくないのに、感じてるフリをしてしまう」
「彼が満足してくれたら、それでいいって思ってた」

——そうやって相手に“合わせすぎてしまうこと”に
ふと疲れを感じる瞬間ってありませんか?

好きだから、嫌われたくないから、期待に応えたくて。
気づけば、自分の気持ちはいつも後回し。

そんな“無意識の我慢”が重なっていくと、
セックスそのものが苦痛になってしまうこともあります。

この記事では、
「合わせる」ことに疲れてしまった女性たちの本音と、
そこからどう抜け出せるのかを一緒に考えていきます。

パートナーに言えない女性の本音5選

①前戯をもっと大切にしてほしい

「疲れてるから早くしたい」とか、いきなり本番に入られると、戸惑ってしまいますよね。
体は準備できていないし、気持ちもついていかなくて、ただ彼の言うまま流れに乗っているだけになってしまう——そういう経験、少なくないと思います。

・まだ「始まってすらいない」と感じる

前戯がほとんどなくて、挿入されて初めて「え、もう?」と気づく。
膣だって濡れてないし、もっと触れ合っていたいのに、痛みや違和感だけが残ってしまう。。

応えてあげたいけど、私の気持ちも考えてほしい。。


「どうして分かってくれないんだろう」と思っても、それを言葉にするのって意外と難しくて。
終わったあとは、虚しさが残ってしまう。

肌を撫で合う時間や、愛を囁き合う空気感。
それらがあるからこそ、安心して体を預けられることを、パートナーに分かってほしいですよね。

・触れられてるのに“遠い”

前戯はただの流れ作業じゃなくて、「あなたを大切にしているよ」という気持ちが伝わる時間でもあります。
だからこそ、その部分が雑だったり省略されてしまうと、「身体だけ求められているのかな・・・」と感じてしまう方も多いはずです。

・「気持ちよくなってるフリ」に疲れる

彼を傷つけたくなくて、気持ちよくない触り方をされても感じてるフリをしてしまう。
でも、それが続くと「私はなんのためにしてるんだろう」という疑問やモヤモヤがたまってしまいます。

ほんの少し丁寧に触れてもらえるだけで、まったく違うのに——

そんな気持ち、伝えられないまま溜め込んでしまう女性も多いです。


「ちゃんと前戯をしてほしい」はわがままではない


せっかくコース料理を注文したのに、急いで前菜を食べてメインをガツガツ食べる人を見ると
何しに来たの?ってなりますよね。。
お店の雰囲気も楽しみたいし、一口一口噛みしめたい。

セックスも同じ。
相手と心を通わせるために、前戯は当たり前に大切にしてほしいステップ。
それを理解してくれるだけで、セックスの意味や満足感はまったく変わってくるのではないでしょうか。


②反応=絶頂、じゃない!

「イッて?」の一言がプレッシャーになる

パートナーの激しい吐息の中「イキそう?」と聞かれて、素直に「うん」と答えられる女性ってどれくらいいるのでしょうか。
そもそもイッたことがなかったり、たとえイクまで高まっていなかったとしても頷くしかない空気になってしまう。
あの一言って、本当に重たいですよね。

私も、イクとは言えないから、「うぅ~」みたいな中途半端な反応(笑)と
ギューっと抱きしめてごまかしてました。

気持ちよくなろうとしている最中だったり、全然まだまだな状態で「イキそう?」とか「イッて?」と言われると、急に現実に引き戻される感覚になります。
パートナーにとっては確認の意味もあるのでしょうが
あなたに対し「イッてほしい」が優先して、激しく腰を振られるとむしろ激痛。。

中には、「イッてくれたかどうか」で自分の満足度を測る男性もいるため、それが見え透いてしまうと余計に応えづらい。
その期待に応えるために、感じているフリをしてしまう人も少なくありません。
でもそれが何度も続くと、セックスのたびに“演技をする自分”に疲れてしまいますし、心地よさからも遠ざかってしまいます。

喘ぎ声に“答え”を求めないで

「声が出てる=感じてる=そろそろイキそう」
そんな風に“正解”を読み取ろうとする男性の思考が、女性にとってのプレッシャーになっていることがあります。

もちろん、気持ちよくなってくると声が漏れることはあります。
でもそれは、その瞬間に感じている「心地よさ」や「リズム」への反応であって、「ゴールが近いですよ」というサインではないことも。

それを“答え”だと受け取られてしまうと、「じゃあ、あと少しでイケるよね?」と期待が乗っかってしまう。
その結果、まだ準備ができていない身体に無理がかかってしまったり、「あれ、違うの?」という雰囲気になって気まずくなってしまったり。
本来楽しいはずの時間なのに、焦りや居心地の悪さが残ってしまうこともあります。


③AVみたいなセックスをしないで!

AVっぽい動きや言葉に、ふっと冷めてしまう瞬間

セックスの最中、ふとした動きや言葉に「うわ、それAVみたい…」と感じて、急に心が引いてしまうことってありませんか?

たとえば、勢いだけのピストンや、不自然に大きな喘ぎ声を求めるような空気。
それに、「感じてんだろ?」「ほら、好きなんだろ?」みたいなセリフを言われると、
”え、何で上から目線?”とこちらの頭は一気に冷静モード。

言われて興奮する方もいるかもしれませんが、エッチが下手&言葉攻めは最悪です(笑)

これは決して、「AVが悪い」とか「見るな」と言いたいわけではありません。
ただ、それを“リアルな性”の基準にしてしまうと、ズレが生まれる。
男性は「盛り上げよう」としてるつもりでも、女性にとっては急に冷静にさせられる瞬間だったりします。


「盛り上げる=激しくする」だけじゃない

AVでは“映える動き”が求められますが、実際のセックスでは、“感じ合う動き”が求められます。
そこに差があることに、本人が気づいていないケースも多いです。
※もちろん激しいのがお好きな方もいます。

本当に気持ち良いときって、激しさよりも「丁寧さ」や「ふいうちのソフト攻め」の方が重要だったりしませんか?
むしろ、相手が盛り上げようとすればするほど、こちらは心の中で「違うのに~~~」と抵抗したり。
「気持ちよくさせてやってる感」が出てしまうと、それだけで冷めてしまう女性も少なくありません。


④「入れる」ことを目的にしないで!

セックスって、最終的に「挿入」がゴールみたいに思われがちだけど、本当にそれだけで満たされてる人って、どれくらいいるんでしょうか。
特にマンネリ化すると、サラッと終わらせてしまうカップルもいるのではないでしょうか。

「キスやハグの時間が一瞬で終わる」
「挿れたらそれで“セックス完了”って感じがする」
そんな風に、“通過儀礼”のような前戯と、“作業”のような本番。
気づけば、女性側の気持ちは置き去りになっていることもありますよね。

でも、本当は――
触れ合いも、感じることも、見つめ合うことも、ぜんぶが“セックス”なんだと、パートナーに知ってほしい。

スローセックスという選択肢

男女が手を繋いでいる。

「スローセックス」は、スピードや激しさを求めないセックスの形。
テクニックよりも、“一緒に感じ合う”ことを大切にするスタイルです。

たとえば――

  • 息を合わせて、ゆっくりと見つめ合う
  • 肌を撫でるように触れる
  • 相手の呼吸や鼓動を感じながら動く

まるで、瞑想のようなセックス。
3~1週間かけて、段々と感度を上げていく方法もあります。

例えば・・・
1日目→ハグをしながらキス・ディープキスをするだけ
2日目→キスをしながら互いに身体に触れ合うだけ
3日目→胸や性器に触れ合う
4日目→挿入して動かさない
5日目→最後までする

こんな風にじっくり時間をかけることで、身体だけでなく心のつながりも深くなります。
また、我慢することで「もっと触れたい」という気持ちがお互いの熱を上げます。

何より、「挿入」や「オーガズム」そのものを目的にしないことで、プレッシャーがぐっと減っていく。
我慢して我慢して最後までした時は、この上ない気持ち良さが待っているはずです。


⑤賢者タイムに浸らないで!

セックスが終わった瞬間、スマホを見たり寝てしまったり・・・
終わった後ほど大切にしてほしいのに、パートナーの切り替えの早さについていけず、寂しさすら感じる。。

特別何かをしてほしい訳じゃない。ただ

ぎゅっと抱きしめてほしい
軽いキスをしてほしい
好きと囁いてほしい

ただそれだけ。

解決策:やっぱり”〇える”しかない


セックスのこと、ほんとはもっとこうしてほしい、って思ってるのに――
なかなか口に出せない。

「前戯をもっと大切にしてほしい」
「AVみたいなセックスはちょっとしんどい」
「終わったあと、そっけなくしないで」
それを伝えるのは、とても勇気がいりますよね。

傷つけたくない。
嫌われたくない。
雰囲気を壊したくない。
そんな想いがあるから、何も言えずに飲み込んでしまう。

でも、セックスって、「する」ものじゃなくて、「ふたりで育てていく」ものであることは
忘れてはいけません。
そのためにはやはり、パートナーに”伝え”→”伝わる”ことが重要です。

あなたが何も言わなければ、彼は「これでいいんだ」と思い込んで、
本当のあなたの気持ちに気づけないまま、同じ時間が繰り返されていくかもしれません。

自分の気持ちを理解してもらうためには、あなたらしい言葉で伝えてみる、そして相手に理解してもらうことが一番の近道です。

言葉にしなくても、伝える方法はあります。
例えば、行為のあとにそっと寄り添って「こういうの、すごく安心する」とつぶやくこと。

否定ではなく、“前向きな言葉”にすること。
それだけで、ずいぶん空気は違ってくるものです。

言葉にすることは、わがままじゃない。
あなた自身を大切にする、勇気ある一歩です。

そして、その一歩を大切にできる相手かどうか――
それもまた、大切な見極めの材料かもしれませんね。


まとめ:我慢し続けると、セックスが“義務”になってしまう


最初は少しの違和感だったかもしれません。
でも、それを言わずに我慢して、笑ってやり過ごしているうちに、
セックスは「したいもの」ではなく、「応じなきゃいけないもの」に変わっていきます。

気づいたら、心も身体も置いてきぼり。
終わったあと、虚しさだけが残る。
それでも、「嫌とは言えない」「断るのは悪い気がする」と、今日も合わせてしまう――

でも、本当にそれでいいのでしょうか?

「前戯をもっと大切にしてほしい」
「反応=絶頂じゃない!」
「AVみたいなセックスをしないで!」
「入れることを目的にしないで!」
「賢者タイムに浸らないで!」

と色々紹介してきましたが、やはり一番の近道は相手に伝えることです。
否定ではなく、希望やポジティブな言葉で。
これを乗り越えられず我慢し続けてしまうと、気持ちの良いセックスから遠ざかり
あなたの大切な「したい♡」という気持ちが消えてしまいます。

セックスは、どちらか一方が我慢して成り立つものではありません。
ふたりの気持ちが通い合って、初めて「愛し合う」という形になります。

もしあなたが今、モヤモヤを抱えたまま夜を迎えているなら。
「ちょっとだけ伝えてみようかな」と、自分の声を拾ってあげてください。

ほんの少し勇気を出すだけで、関係が変わることもある。
もちろんそれは必ずしも良い方向とは限りません。
それでも自分の気持ちを大切にすることは、“わがまま”ではなく“尊重”です。

あなたがあなた自身に優しくなれますように。
義務じゃない、心からの「したい」がそこに戻ってきますように、願っています。

ご相談はお問合せフォームからお待ちしております♪

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