セックスの悩み

世の中に溢れているセックスの間違った知識10選

「男性はいつでもしたい生き物」
「濡れてるってことは気持ちいい証拠でしょ?」
「イケないなんて、不感症なのかも…」

気づけば、そんな“誰かが勝手に決めた前提”に、自分の気持ちが押しつぶされそうになっていた・・・

セックスに関する情報は、意外と偏っていたり、演出や妄想ベースのものが多かったりします。
特に、女性の視点が置き去りにされている場面は、今も少なくありません。

よかれと思ってやっていたことが、実は不快に思われていたり、別れの原因になることも…!

そこで今回は、世の中で勘違いされやすいセックスの間違った知識を10個解説していきます。
(※女性視点多め)

AVでは教えてくれない”気持ちの部分”を重点に書いています。
お互い気持ちが良く、愛のあるセックスをするために、正しい知識を付けていきましょう。

世の中に溢れているセックスの間違った知識10選

①男性はいつでもしたい生き物

男は24時間性欲がある——
こんな風に、まるで“男性の性欲=常に全開”みたいなイメージを持っている人、実は多いです。

でも、それってちょっとステレオタイプかも。

もちろん、「性欲は人間の三大欲求だ!!」という欲の強い人もいるけれど、性欲って「個人差」がとても大きいもの。
仕事やストレス、体調、年齢、そのときの気分…いろんな要素で変化するのは、男性も女性も一緒です。

実際に、「気分が乗らないときはある」「求められてばかりだとプレッシャーになる」と感じている男性も少なくありません。

特に女性の方が性欲が強い場合、性に対する価値観の違いで衝突してしまうことも。

お互いが無理なく、丁度良いと思う頻度でセックスを楽しみましょう。

②中に出さなければ妊娠しない

未だにこんなことを言っている人が管理人の周りでもいます・・・
もちろん100%妊娠する訳ではないですが、生で挿入した時点で妊娠する確率はかなり上がります。

流れで避妊を拒否できないこともあるかもしれませんが
望まない妊娠をした場合、一番辛いのは女性側です。
妊娠を望んでいない場合はもちろん、相手が病気を持っている可能性もあります。

中に出さなければ妊娠しないは迷信です。
コンドーム常備しておきましょう。

③濡れている=気持ちいい証拠

森の中で出会ったキレイな女性

これもよくある誤解。
たしかに、興奮したり気持ちいいときに自然と潤うことはあります。
でも、「濡れてる=感じてる」とは限りません。

ちなみに私は「濡れてるね」と言われると冷めてしまうタイプなんですが
分かってくれる方いらっしゃいます?グショグショとか表現する人も無理です(笑)
「すごい濡れてる、嬉しい」とか、プラスな伝え方をしてくれると◎

実は、女性の膣の潤いって、ホルモンの影響や緊張、気温、体調によっても左右されます。
たとえば、生理前後や疲れているとき、ストレスが強いときは、どんなに気持ちがあっても潤いにくいことも。

逆に、したくない時に身体を守ろうとして濡れる場合もあります。
つまり、身体の反応と心の感覚は、必ずしも一致しないということ。

「濡れてる=感じている」「濡れてない=感じてない」と思うのは、危険です。

感覚の正解は、本人にしか分からないのです。
元々濡れにくい人もいらっしゃいます。
濡れないことに悩んでいる場合は、ジェルに頼るのもありです。
悩みを解消するための道具は、積極的に使いましょう♪

④イケない私は不感症

辛いことがあり悲しみに浸る女性

「感じにくい」「中イキできない」→「私って不感症なんだ」
と思う女性は少なくありません。

私も2年くらい悩んだ時期がありました。



でも、イケないからといって、それは「不感症」とは限りません。

まず、オーガズムは人によって感じ方も、到達するまでの時間も、スイッチも全部違うもの。
しかも、女性のオーガズムは「慣れ」や「経験」「安心感」がとっても重要。

たとえば、「彼との関係がまだ浅い」「頭の中が不安でいっぱい」「集中できない」など、
“心”がついてきていないだけで、身体はまだ準備中なことだってあるんです。


えー、そんなことでって思いました?
”感じる”のは性感帯でもありますが、脳でもあります。
そして、小さい頃に自転車をこぐ練習をしたように、イクこともまた、練習が必要になります。

だからこそ、焦る必要はありません。
身体をスーッと触って、くすぐったいと思ったら
それもまた性感帯であり、快感です。

自分は不感症だと思わず、どういったシチュエーションでどういった触り方で行えば感じるのか
前向きに研究してみましょう♪



⑤男性のアソコは大きい方が良い

雑誌やAV、ネットでよく見るこのフレーズ。
なんとなく「大きい=気持ちいい」というイメージ、植え付けられがちです。

理由の一つに、”奥までしっかり突かれるから”がありますが
実際のところ、女性の快感に直結するのはサイズや長さではありません。

快感って、圧力・角度・リズム・心の状態など、もっと複雑な要素でできていて、
ただ大きければ良い、というものではないんです。

むしろ、大きすぎると「痛い」「怖い」「受け入れにくい」と感じてしまう女性も。
”夫のちんぽが入らない”というエッセイも出ているくらい、実は大きすぎて悩む人は潜在しています。
サイズよりも、“思いやりと丁寧さ”のほうがずっと大事だったりします。

それに、パートナーと一緒に自分の気持ちよさを探していく過程そのものが、セックスの醍醐味。
「大きくなきゃ満足できない」なんてこと、全然ありません。

⑥言葉責めで女性は興奮する

花を優しく持っている女性

“エロい言葉を囁けば女性は興奮する”


なわけあるかい(笑)
女性はそんな単純ではない!

実際は、「言葉責め=興奮」とは限りません。

特に命令口調やオラオラはアウトなことが多いです。
そういった言葉が好きかどうか事前に確認しましょう。

「恥ずかしいだけだった」
「突然乱暴な言葉を言われて引いてしまった」
「気持ちが冷めた」


という女性の声も、たくさんあります。

言葉責めが成立するには、関係性・信頼・タイミング・その人の性癖など、複数の条件が整って初めて“アリ”になるもの。

何より大切なのは、「自分が言いたいか」じゃなくて、「相手がどう感じるか」。

誰かが興奮するからといって、全員が好きなわけではないし、感じるわけでもない。
“やればいい”ではなく、“どう感じてもらえるか”を一緒に探していく姿勢が、本当に心を動かすセックスを作るのかもしれません。

ポイント
壁ドンにキュン♡となる女性がいるように
ずっと優しかったのに急にSなことを言われてドキッとなったり
セックスと同じように、言葉にも強弱があると興奮が高まることもあります^^

⑦女性はAVみたいに激しくされるのが好き

これもよくある“思い込み”。
実際には、激しい動き=気持ちいいとは限らないどころか、むしろ逆効果になることも多いです。

・勢いだけで突かれて痛かった
・ムードもなくて冷めた
・こっちの気持ちを無視された

そんな風に感じたことがあるけど、相手を傷つけたくなくて言えない人もいます。

AVはあくまで“演出”。教科書ではありません。
リアルなセックスと違って、「画面映え」を最優先して作られたフィクションです。

もちろんそういった”無理矢理”とか”激しい”のが好きな人もいますが
自分を大切にしてくれているという実感だったり、
身体の反応にちゃんと気づいてくれる優しさの方が大事だったりします。

激しさよりも、呼吸を合わせること・触れ方・空気感の方が、何倍も心に残るんです。
セックスが「乱暴だな」「やりたいだけなんだな」
そう思った瞬間、愛は冷めてしまいます。

セックスは、ベッドに入る前から始まっていることを忘れずに!

⑧女性はフェラが好き

AVなどの影響もあって、
「フェラをするのは当たり前」「好きに決まってる」みたいな空気が強すぎる現代。

でも実際には、

・息がしづらい、顎が疲れる
・当たり前にやる流れになる空気が不快
・朝やシャワーを浴びる前にするのが嫌

…など、「むしろ我慢してる」「パートナーに合わせている」という人の声も多いです。

性行為は、お互いが「したい」と思えることをするのが基本。
どちらかが我慢してる時点で、それは“奉仕”であって、“セックス”ではないんですよね。

でも、やってほしい男性側の気持ちも分かります!!
フェラをするのに抵抗があるパートナーとは、わだかまりがあるまま関係を続けても、お互い不満を持ってしまいます。
「やる」か「やらない」ではなく、譲り合えるポイントを話し合うことが大切です。

⑨女性はみんな喘ぎ声を出す

男性が想像する「女性らしさ」の中に、「気持ちいい時に喘ぐ」というイメージが刷り込まれがち。

でも、実際には:

・恥ずかしくて声が出ない
・声を出す余裕がない
・感じていても声の出し方が分からず無言なだけ

ということも普通にあります。

声が出ない=感じてない、じゃない。
逆に、声が出る=イッてる、わけでもない。

声が変じゃないかな、とか
慣れてるって思われないかな、とか
色々頭で考えてしまうのです。

“感じ方”に正解はなくて、喘ぎ声は演出でも義務でもない。
声を期待するより、どう触れてどう向き合うかのほうが、ずっと大切。

ただ、完全に無言だと心配になりますよね。
そういう時は「気持ちいい?」「痛くない?」など、聞いてみましょう!

⑩イクことでお互いに満足する

雨の中安全を確認してほっとする男女。

これは、セックスの“目的”が「イカせること」「イクこと」だと思ってしまっているパターン。

でも実際は、

  • ゴールみたいな空気で焦る
  • “演技”で終わらせることが多い
  • セックスの後雑に扱われて冷めた

という人もたくさんいます。

“イクこと”は、確かに気持ちいい。
でも、そこにだけ集中しすぎると、流れそのものの気持ちよさや余韻が台無しになることも。

外イキや中イキの感覚をまだ掴めていない場合も、焦るとプレッシャーに感じ
身体が無意識に硬直してしまいます。

大切なのは
・丁寧に時間をかけて愛撫する
・一緒に感じている実感がある
・行為後もハグをしたり優しく接する

――そういう部分に、喜びを感じるのです。

まとめ

セックスは「男性とはこういうもの」「女性とはこういうもの」で片づけられる問題ではありません。
声の大きい人が正解を言っている訳でもありません。

大切なのは、目の前のパートナーの気持ちを理解しようとすること。
相手が何に喜び、何に不安があるのか
寄り添う姿勢が、セックスをより良いものにします。


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