※本記事には、性に関する表現を含みます。18歳以上の方のみご覧ください。
「もっと深くつながりたい」
「気持ちよさをゆっくり味わいたい」
そんな気持ちから、少しずつ注目されている“スローセックス”。
でも、まだまだ知られていない部分も多く、
「やり方がわからない」「パートナーにどう伝えたらいいの?」と戸惑う声もたくさんあります。
この記事では、スローセックスに関するやり方はもちろん、メリットや、よくある質問などをお届けします。
特に
・最近セックスが流れ作業のようになってしまった
・いつもと違った快感を味わってみたい
・パートナーとセックスに対する価値観が違う気がする
こんな風に思ってる人は、是非最後までお読みください♪
新しい発見があるかもしれません。
スローセックスとは?通常のセックスとの違いとは

「スローセックス」って聞いたことはあるけど、
なんとなく“ゆっくりするセックス”っていうイメージだけで、
実際はどういうものかよくわからない、という方も多いのではないでしょうか?

私も初めて聞いた時は
ズートピアのフラッシュ(ナマケモノ)を想像しました(笑)
スローセックスは単に「ゆっくり動く」という意味だけではなく
身体も心もじんわり深く満たされていくといった、心身共に幸福感をもたらしてくれるセックスのことを言います。
スローセックス=「気持ちよさ」より「心地よさ」を重視
通常のセックスでは、「イカせる」「イク」「興奮」など
“ゴール”や“パフォーマンス”に重きが置かれがちですよね。
前戯が短かったり、もはや前戯を飛ばしたり・・・
相手のことを思いやらない自分勝手なセックスをする人もいます。
でもスローセックスは、
「ゴールに向かう」ことよりも、「過程を味わう」ことを大切にします。
・挿入ありきじゃない
・イクことが目的じゃない
・ゆっくり触れる
・呼吸を合わせる
・目を見つめ合う
・キスやハグで満たされる
・イッたフリをしなくて良い
こうした“時間をかけた丁寧なやりとり”こそが、スローセックスの真髄です。
セックスというより、「深いコミュニケーション」

スローセックスは、身体だけでなく心にも触れる時間。
お互いの存在を確かめ合うような、静かで、でも満ち足りた行為です。
もちろん普段のセックスも必要不可欠なコミュニケーションではありますが
これまでのセックスで「なぜか虚しい」「終わったあと冷める」など
どこかで心のズレを感じていた人にとって、
スローセックスはひとつの“新しい答え”になるかもしれません。
普通のセックスと、こんなところが違います
通常のセックス | スローセックス |
---|---|
イクことが目的 | 過程を味わうことが目的 |
挿入がメイン | 触れ合いや前戯が中心 |
テンポ重視 | 呼吸・リズムをゆっくり合わせる |
早く盛り上がる | ゆっくり時間をかけて高まる |
男性主体になりやすい | お互いの心地よさを尊重 |

想像力の高い方だと、この表で比較していくだけでも
ドキドキするのではないでしょうか。
ポリネシアンセックスとは?
ポリネシアンセックスとはスローセックスの一種で、射精までの時間を極限まで引き延ばす、早くても数時間、長い場合は2〜5日間かけるセックスのこと。
スローセックスの究極版といったところですね。
現代の生活には取り入れにくいスタイルですが
もはや毎日の生活(会話や軽いスキンシップ)さえセックスの一部として溶け込み、超長時間のセックスといえます。
スローセックスと重なる部分も多いため、本ページでは主に「スローセックス」として書いています。
スローセックスのメリットとは?

「ゆっくりするだけで何が変わるの?」と、最初はピンとこないこともあるかと思います。
でも実は、スローセックスには心と体の両方にうれしい変化がたくさんあるんです。
①「つながってる実感」が生まれる
セックスなのに、パートナーが何を考えているか分からなくて
どこか一方通行で虚しさを感じる…
そんな思いをしたことがある人は少なくないと思います。
スローセックスでは、長い時間触れ合うことで、
「私は今ここにいて、あなたとつながってる」という安心感が生まれます。
②「心の快感」を味わえる
「イかなきゃいけない」「反応しなきゃ」というプレッシャーから自由になれるのも、
スローセックスの大きなメリットです。
触れ方も、キスも、体の動きも、全部がゆっくり。
だからこそ、通常のセックスで味わう気持ち良い以上の
言葉では表しきれない心の快感に包まれます。
③セックスに対する“苦手意識”がやわらぐ

セックスがしんどい、怖い、気持ちよくなれない――
そう感じてきた人にとって、スローセックスはひとつの救いになることもあります。
ゆっくりと相手に触れられる安心感。
自分のペースで過ごせる安心感。
スローセックスには、“無理しない”ことを大切にする空気があるからこそ、
これまでとは違う「セックスの心地よさ」に出会えるのです。
パートナーとの信頼関係が深まれば、セックスに対する苦手意識がやわらぐことでしょう。
④コミュニケーションが深まる
たとえば、吐息だったり、見つめ合うことだったり・・・
言葉じゃなくても伝わることって、たくさんありますよね。
スローセックスは、“言葉以上の会話”を生むセックス。
表面的な盛り上がりではなく、
「私たち、ちゃんと向き合えてる」と思える関係性に変わっていきます。
⑤終わった後も、温かさが残る
スローセックスの余韻は、「イク」とはまた違った満足感があります。
ぎゅっとハグされたり、そっと撫でられたり、
そういう行為が心にも優しく残るから、
「なんだか今日、穏やかで気持ちがいい」と思えるんです。
1回のセックスで終わるのではなく
“愛された”という安心感として、心に積み重なっていきます。
【実践編】スローセックス(ポリネシアンセックス)のステップ解説

まず最初に伝えたいのは、
「こうしなきゃいけない」というルールはありません。
スローセックスは、正解を探すのではなく
お互いが“気持ちよくいられる時間”を大切にするセックスです。
だから、「正しくやらなきゃ」じゃなくて、
「二人で、気持ちのいい空気を育てていこう」という気持ちで始めてみてくださいね。

実は、普通にセックスするより緊張します!
でも、とても良い緊張ですよ♪
スローセックスの主な流れ
まず、簡単に流れを説明します。
・【事前準備】落ち着ける環境を整える(明るさ・音・香りなど)
・服の上からのソフトタッチ → ゆっくりと脱がせ合う
・キス・ハグ・撫でるなど、前戯を丁寧に楽しむ
・挿入だけして動かさない
・最後までする
・終わったあとも、ぎゅっと抱きしめる・話すなどして余韻を楽しむ
あくまで一例ですので、自分に合ったやり方で進めてください。
おすすめは、一連の流れを1時間以上行うこと。若しくは、2~5日間通して行うこと。
時間をかければかけるだけ「もっと触れたい」が高まります。
スローセックス(ポリネシアンセックス)の8ステップ
※触れ方は、男性→女性を中心に書いています。
※あくまで一例です。スローセックスに正解はありませんので、二人に合ったやり方を探していきましょう。
ステップ①:環境を整える

バタバタした空気では、気持ちも落ち着かないもの。
何より大切なのは、時間の確保です。
続いて照明を落とす・静かな音楽を流す・香りを焚くなど、
「リラックスできる空間」をつくることから始めてみましょう。
特に、視界に余計なモノがあると頭で考えてしまうので、物は少ない方が良いです。
家に家族がいて集中できない場合は、ラブホテルを利用しましょう。
ステップ②キス・ハグ
いきなり体を求め合ってはダメ!
手をつなぐ、見つめる、などのスキンシップからゆっくりと始めてから、軽くキスをします。
ソフトに、優しく。
続いてハグをします。しばらくハグをしたままでももうセックスは始まっています。
ゆっくりと、焦らず。
お互いの鼓動を感じましょう。
参考動画:
アダム徳永 presents 女性の為のスローセックス 第1章 – 無料エロ動画 – FANZA無料動画ステップ③:脱がせつつ全身をソフトタッチしていく
まずは服の上から触れる→次にゆっくり服を脱がせる→直接肌に触れます。
スタートは触れるか触れていないかギリギリの、くすぐったいくらいが丁度良いです。
胸に触るのも全身に触れてから
普段胸からスタートする人は、せめて5分後から触ってください!(笑)
※この時点では、性器には触れません。
ポイント①
触れるスピードは普段の1/3を意識!ゆっくり、優しく、丁寧に
互いに身体が熱くなっていくのを感じましょう。
ポイント②
ただ触れているだけだと飽きてしまうので、強弱を付けることを意識してください。
例えば胸なら、触れているか分からない程度で乳房や乳首に円を描くように撫で、たまに乳房全体をぎゅっと掴んでみたり、乳首をキュッとつまんだり。じらされる感じが興奮度を高めます。
ここで1日目を終了しても良いし、続けても良いです!
ステップ④:前戯をもっと深く
手で触れ合ったら、次は口や舌を使って。(もちろん手も使ってOK)
ステップ②と同様に、全身を愛撫していきます。
首筋や背中など満遍なく
優しくチュッとしてみたり、舌で大きくなぞったり・・・
ここでも性器には触れず、太ももの付け根などギリギリを攻めてみるのもありです。

移動で身体が離れる際は、手を繋いでいると安心感が高まります♪
ここで1日目(2日目)を終了しても良いですし、続けても良いです!
ステップ⑤:性器に触れる
やっとここまで来ましたね(笑)
ステップ③の時点で、互いに触れたい思いが高まったのではないでしょうか。
※日をまたいでこのステップに入る場合でも、いきなり始めるのではなく、ステップ①~③をできるだけ時間をかけて行ってから始めてください。
ここでも抑揚をつけて
クリトリスの場合は
・ソフトにタッチしてみたり
・円を描くように2本の指で撫でまわしたり
・少しグゥッと押してみたり
・振動を与えてみたり
女性の反応を見ながら色々なやり方で行ってください。(触る行為でも、様々なやり方があります!)
もちろん激しくやるのはNO!思いやりを持つことを忘れないでください。
手で触って終わりでも良いですし、続けて口で行っても良いです。
69を行うのも、お互いに同じ行為をしているので一緒に気持ちよくなれますね。
後半は性器だけの刺激→乳首同時攻めをすると感度が急上昇します。
ステップ⑥挿入・・・だけ

前戯が終わって、いざ挿入!
・・・も、いつもよりゆーっくり挿入します。
大切なことなのでもう一度言います。
ゆーーーーーーっくり挿入します。
はい!ここから!
動・き・ま・せ・ん!!
膣は、男性器の形に合わせようと、ゆっくりと形を変えていきます。
元々セックスで痛みがあった方は、濡れていなかったり、まだ膣(や心)が受け入れていない状態で動かしていたかもしれません。
実は、動かないことで中イキできるようになった、という方もいらっしゃいます。
本当に女性の身体って、不思議ですよね。
しばらくそのままの時間を楽しんだら、終了でも良いですし
続ける場合はまたゆーっくり前後に動かします。
5/1倍速でも良いかもしれません。
すぐに射精しそうになったら、また動きを止めてください。
ステップ③~④に戻っても良いです。
とにかくここはゆっくり!目的を忘れて急に野獣になりそうな方はこの記事のタイトルを見てきてください!
テーマは「スローセックス」です!!(笑)
ステップ⑦ついに、最後まで
挿れるだけ・ゆっくり動かすを楽しんだら、あとは最後まで行います。
今までとは違った快感があるはずです。

想像するだけで、ドキドキしちゃうね(笑)
セックス初心者の場合
体位は正常位でも良いですし、対面座位や前測位も密着範囲が広いのでおすすめです。
経験者でセックスに慣れている方は、騎乗位なども良いと思います。
私は最初、彼と顔が離れているし、動き方が分からなくて恥ずかしすぎて頭がパニックになりました^^;
ステップ⑧後戯※超重要
射精しても、スローセックスはまだ終わりではありません。
(スローセックスに限らずですが!!)
終わったあとにスマホをいじったり、すぐ寝ちゃうのはダメ。
ギューッとハグしたり、軽くキスしたり、余韻を二人で楽しみましょう。
この時間を大切にすれば大切にしただけ、愛が深まると言っても過言ではありません。
そして、いつもよりぐっすり眠れることでしょう♪
こんなときにスローセックスはおすすめです

「最近、セックスが“マンネリ気味”になってきたかも」
「気づけば、愛されてる実感が持てなくなってた」
そんなときこそ、スローセックスという選択肢が力を発揮します。
焦らない、急がない。
挿入までの時間をゆっくりじっくり過ごすことで、
本当はずっと欲しかった“心の距離の近さ”が、そっと戻ってくることがあります。
たとえば──
- 気持ちがうまくのらないとき
→無理に「盛り上げなきゃ」と頑張る必要はありません。
ゆっくり手をつなぐ時間から、もうセックスは始まっているのです。 - パートナーとの間にどこか温度差を感じるとき
→ 言葉で埋められない距離も、
“目を見て触れ合う時間”がそっと近づけてくれることがあります。長く一緒にいるカップルほど、相手のことを見る行為は少なくなっていきます。触れ合う前にまず、お互いを見つめあうことから始めてみましょう。 - パートナーがAVのようなやり方ばかりになっているとき
→ スローな時間の中で、「気持ちいい」の前に「心地いい」を取り戻せるかもしれません。
女性の身体はいつでも心と一つなのです。
スローセックスは、ただの“エロの手法”じゃありません。
誰かとつながることの意味を、あらためて思い出させてくれる時間です。
「いつも同じようなセックスをしている」「セックスがつらい」「愛されてるかわからない」
そんなふうに感じたときこそ、スピードを落として、丁寧に向き合ってみてください。
あなたの“心”が満たされるセックスは、きっとそこから始まります。
スローセックスをしたいことを彼にどう伝えればいい?

急に「スローセックスしたい」なんて言ったら、
変に思われるかな?…って、不安になりますよね。
でも実は、伝え方さえ工夫すれば、男性もすんなり受け入れてくれることが多いんです。
感じたままをそのまま伝えなくていい
「あなたのエッチが雑でつらい」なんて、もちろん言う必要はありません(笑)
伝えたいのは「もっと心地よくなりたい」という、“自分の望み”なんです。
言葉の選び方としては、
- 「スローセックスって知ってる?」から始まり、説明する。
- 「ちょっと実験してみたいことがあるんだけど、いい?」
- 「今日はずっとぎゅーだけで我慢してみたいの。明日最後までしよ?」
など、“提案”や“好奇心”をベースにするのが◎。

女性から言うのって、とても勇気がいりますよね!
あなたが伝えやすいようにアレンジしてみてください♪
セックスの瞬間に伝えなくてもOK
会話でハッキリ話すのが難しいときは、
LINEや、セックスじゃない時間帯に話すのもおすすめ。
「最近読んだ記事にね…」と言いながら、この記事をシェアするのも手です。(ぜひ!笑)
男性は“頼られる”と嬉しい生き物
「こうしてほしい」が否定に聞こえないように、
「あなたともっともっと繋がるセックスをしてみたい」
という形で、“彼と一緒に”という姿勢を見せることが大切です。
「もっと気持ちよくなりたい」って、相手を責めることじゃなくて、自分のことを大切にしたいだけ。
それをちゃんと伝えようとすることは、恥ずかしいことでも、重たいことでもありません。
あなたが安心して満たされる時間を、パートナーと一緒に育てていく。
スローセックスは、必ずあなたと相手との時間を深めてくれるでしょう。
スローセックスのQ&A

Q1:スローセックスってどれくらい時間をかけるの?
A:時間の決まりはありません。
時間が取るのが難しい方は、今までの2倍の時間をかけるところから始めてみてください。
センシティブな話なので、いきなり「どれくらいする?」とは言えないと思います。
そんな時は「今日はゆっくりセックスしてみたい」など、ふんわり伝えてみてください。
おすすめは2~5日間かけてじっくり味わうこと(ポリネシアンセックス)ですが
一緒に住んでいない場合や、お子さんがいる場合は難しいと思います。
まずは、今までの2倍の時間をかけてみるだけでも、また新しい快感が生まれるはずです。
Q2:セックスがマンネリ化してるけど、スローセックスで変わる?
A:変わります!
私の実体験を軽く話すと、
いつもは胸からスタートしていたパートナーが、急にサラーっとくすぐったい触り方から始まったことがありました(笑)
最初は「ん!?くすぐったい!」と思いましたが、しばらく触れられているうちに、身体全体の感度がどんどん上がっていくのが分かりました。

特にその日はしたい気分ではなかった(笑)のですが、
今までのトップ3に入るほど全身で感じて気持ちよかったなぁと思います。
Q3:男性側が途中で我慢できなくなりそうなときは?
もちろん、我慢がストレスになる場合は最後までして大丈夫です。
そこは、男性も女性も思いやりの気持ちが大切です。
挿入した瞬間に射精してしまうこともあるかもしれません。
「我慢するって言ったのに」など、マイナスになる言葉は相手を傷つけてしまうので、フフと微笑んで
心の中で”可愛いな♪”と思いましょう^^
我慢できるときはする、できないときはしない。
心のままに動くのは悪いことではありません。
まとめ:2人にとってちょうどいい“スロー”を見つけよう

スローセックスは、テクニックや正解を追い求めるものではなくて、
“二人の、この瞬間を大切にする”ことが何より大事なことだと思います。
思いやるからこそ、「これでいいのかな?」と不安になる気持ちもあって当然。
でも、少しずつでもふたりで歩幅を合わせていけたら、それが一番の答えなのかもしれません。
焦らず、比べず、ふたりのペースで。
いつもと違う分、ハプニングがあって笑っちゃうこともあるかもしれません。
それで良いのです。“ちゃんとしよう”じゃなくて、“仲良くしよう”でいいんです♡
あなたとパートナーにとって、セックスが更に素敵な時間になりますように♪
ご相談・質問はお問合せフォームよりお待ちしております^^